短距離を全力疾走する時に実は呼吸をしているという事実・・・

先日、ポイント練習として100m×5を全力に近いスピードでやろうとしてたんですが、4本目終了時点に酸欠のため軽いめまいと吐き気を感じたので、中断してしまいました。

もう少しで練習前に設定していた5本に到達するところだったので、悔しい想いをしました。
まだまだ体力が追いつかないので、練習内容が充実してこない状況です。

1本目から気合入れて走り過ぎた感があったので、今度やるときは、うまくペース配分して設定した最後の1本で出し切るようにしたいと思います。
練習を中断していたのではトレーニング効果が下がりますからね。

さて、この酸欠状態についてなのですが、長距離の練習をした時よりも短距離の練習をした時の方が起こりやすいんじゃないかと感じていますが、実際はどうなんでしょうか??


短距離を走っている時、実は息を止めていない!?

調べてみたところ、短距離走は無酸素運動なので、大なり小なり酸欠状態になるものなんだそうです。

調べてて驚愕したんですが、「無酸素運動」とはいうものの、実際は短距離走の競技中に選手は浅い呼吸をしており、無呼吸ではないそうです。

よく短距離走は息を止めて走る競技、なんて表現をしますが、実のところ摂取する酸素に対して、消費する酸素の量が桁違いなので、供給が追いつかない状態なだけなんだとか。

思い込みって、つくづく恐ろしいですね。
てっきり呼吸してないと思ってましたもんね。
長年、長距離競技やってたんだから、そのくらい気づけよって話かもしれませんが・・・
今度、学生時代の部活仲間に会ったら知ってるか聞いてみよう・・・

長距離走は有酸素運動と無酸素運動のコンボ!?

それに対して、長距離走は一定のテンポで酸素を摂取して、その摂取した酸素をエネルギー生産へ供給して走るため、短距離走に比べると酸欠の症状は弱いんですね。このへんの特性が、長距離走が有酸素運動であると言われる要因だと思います。

ただし、長距離走でもラストスパートなどで出力を上げれば、酸素の摂取と消費のバランスが崩れ、無酸素運動をしているので、この場合は短距離走と同じような酸欠状態になります。

まとめ

以上、つらつらと書いてきましたが、まとめると、長距離走のトレーニングより短距離走のトレーニングの方が、無酸素運動の比率が大きくなる傾向にあるため、酸欠を起こしやすいということですね。

まあ、トレーニングを継続していけば、心肺機能も徐々に鍛えられて、トレーニング強度も上げていけると思うので、あせらず気長にやっていきたいと思います。