中学生で100m11秒台を出せたら、そこそこ素質あると思っていいんじゃないかな〜

今日は「中学生で100mを11秒台で走れたら、どんなもんなの?」っていうことについて考えてみたいと思います。
悩める学生さんの、何かの参考になれば幸いです。

11秒台といっても、11秒フラットと11秒9では競技力に大きな隔たりがありますが、今回は11秒9を基準に書いてみたいと思います。

学校では、なにあいつまじで速いんだけどってなるレベル

学校レベルでは基本的にトップレベルじゃないでしょうか?

私は中学生の頃、陸上部に所属していましたが、確か、同学年の陸上部内に11秒台の選手はいなかったと思います。

これは部活のレベルが低かったことにも起因しますが、そんなに強くない一般的な陸上部だとそんなもんじゃないかなーと思います。いてもまー1人。2人もいれば結構いいチームですよ。多分。

ただ、私の中学にはサッカー部にバケモノみたいに走るのが速い人がいて、彼は中学2年の体育の100mで12秒中盤?前半?(すまん記憶曖昧)くらいのタイムを叩き出していました。土のグランドを裸足(多分)で走って出したタイムです(私の中学では記録を狙って走るときはほとんどの人が裸足で走っていました)。2番目に速かった人(野球部)がギリギリ12秒台くらいのタイムだったので、サッカー部の彼の速さは、当時、とんでもないレベルだと感じたもんです。運動会で各クラスの俊足自慢が集まってリレーをやったときも、だれも歯がたちませんでした。私もリレーの選手だったことがありましたが、どうか彼の近くでバトンを受け取りませんようにと願うことしかできませんでした(笑)

中学3年の時は、100m走のタイム測定がなかった(と記憶している)ので、サッカー部の彼が3年の時にどのくらいで走れたかはわかりませんが、もし彼が陸上部に入って、スパイクを着用してタータンで走ればあっさり11秒台を出したかもしれません。

結構なマンモス校でしたので、生徒数は一学年で300人くらい。男子がその半分
くらいだったので150人くらいだったと思います。

バケモノの彼は例外として、中学時代にポテンシャルだけで(陸上競技の専門的な指導・トレーニングなしで、という意味)楽々と11秒台を出せたであろう人物はそうそういませんでした。

専門的な指導を受ければ数人が出せた可能性はありますけど、うちの中学ではそこまで専門的な指導はありませんでした。

っていう経験から、中学で11秒台で走れるというのは、スプリンターとしてそこそこの才能があるか、指導者に恵まれたと言えるのではないかな〜というのが私の考えです。

中学生は体の成長にも個人差が大きいので、12秒台、13秒台の選手のなかにも優れた才能を持った人がいる可能性も十分ありますけどね。この辺の判断は難しいですね。

素晴らしい指導者の方が、その人にあった適性を判断してあげる環境があれば、自分に短距離走は向いてるのかな〜なんて悩むことも減るんでしょうけど。

そんな環境にいる人は本当に恵まれていると思います。

ま、とにかく、11秒台で走れれば、「おれはそこそこ以上ではあるはずや」と思ってください。

 

 

高瀬慧選手の中学時代のタイムは11”8らしい

世界選手権やオリンピックでも活躍した高瀬慧選手の中学時代の100mのタイムは11”8で、県大会予選落ちレベルだったのだとか。

ここから、日本代表まで駆け上がったことになります。

成長曲線は人それぞれですが、中学時代に11”8だった選手が日本代表にまでなったというのはまぎれもない事実。

これはたくさんの少年に希望を与えるのではないでしょうか?

結局は好きな種目をやるのが一番っていう説も

ここまで、才能だとか適性だとか書いてきましたけど、そんなものがどうあれ、
短距離が好きだから短距離をやる、
長距離が好きだから長距離をやる、
っていう考え方も大事だとは思うんです。

楽しいのが一番ですから。

ただ、自分の適性にあった競技であれば、成長スピードも比較的速くなるはずですし、その分面白さも感じやすいのではないかな〜と考えます。

もし、種目選択に悩んでいる人がいましたら、種目選択は後の競技人生を左右するものですから、自分が競技に何を求めているのかとか、適性とか、よく考えて、いろいろ調べて、できれば詳しい人に相談して、決めた方がいいと思います。

頑張ってください!

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