【陸上競技】短距離走に必要な柔軟性の話【股関節周りと肩甲骨周りがとても大事】

みなさんストレッチやってますか?

まー、スプリンターを志すものなら、当たり前にやってると思うんですが、

ストレッチをやってると、

どこまでやったらいいんだろ…とか
どのくらい柔らかくなればいいんだろ…とか

疑問がわいてきますよね。

今回は、そんな疑問をお持ちのあなたのために、陸上競技の短距離走における柔軟性についての話です。

それではいってみましょう!!

 

 

股関節周り、肩甲骨周りの柔軟性は非常に大事

走る動作においては、股関節や肩甲骨などの動作範囲が非常に大きくなります。

勉強やデスクワークなどで肩甲骨周りがかたくなっている状態だと、腕振りのエネルギーがうまく推進力に変わってくれません。

また、同様に股関節周りがかたい状態ですと、走行時に足が上げにくくなり、余分に力を使ってしまいます。

なので、無理なく大きな動作で走るためには股関節周り、肩甲骨周りの柔軟性がある程度あった方がよいということが言えます。

短距離選手は柔軟性があればあるほど有利というわけではない!?

じゃあ、股関節周り、肩甲骨周りをひたすら柔らかくしていったら足が速くなるんちゃうんかい?

という質問が聞こえてきそうですが、そうは問屋がおろしません。

股関節や肩甲骨の柔軟性を上げることで、ある程度は短距離走の実力が伸びるかもしれません。しかし、自分の走るフォームに必要な柔軟性を超えて、どこまでも柔らかくしていったとしても、良い効果は見込めません。

100m、200mで無類の強さを誇ったウサイン・ボルトさんが体操選手みたいな柔軟性だったか?というと答えはNOでしょう。陸上選手に体操選手と同じレベルの柔軟性は必要ないということです。

また、逆に、ある程度の体のかたさは走行時の反発力となりパフォーマンスによい影響を与えるということも言われています。

日本人として初めて100m9秒台を出した桐生祥秀選手は足首がかたいのが特徴ですが、そのかたさをバネのように活かし、地面からの強い反発力を得る走りを構築しています。

股関節や肩甲骨の話からは逸れましたが、この桐生選手のエピソードは柔軟性の低さをパフォーマンスの向上につなげたよい例であると思います。

100人いれば100通り。人それぞれ身体的な特性が異なります。自分の走りに適した柔軟性を見極めるのもまた、短距離走の記録向上のために必要な作業になります。

ま、とりあえず最初は、無理な力を入れることなく走ることができるような適度な柔軟性をゲットすればオッケー、くらいに思っていればいいでしょう。

トレーニングによる記録向上が鈍化した時や、行き詰まった時に、自分の柔軟性に目を向けてみるのは、突破口を見つけるための手段になるかもしれませんね。

過度な柔軟性はケガのもと!?

「ケガ予防といえばとにかく柔軟性を高めることが大事や!!」
と多くのひとは考えがちです。

しかしこれもまた注意が必要です。

過度に柔軟性を高めすぎたがために、関節がぶらんぶらんと動き、安定性を欠き、何かの拍子にケガをしてしまうということが起こりえるからです。
※以前の記事にも書きましたが、運動前に静的ストレッチをやりすぎるとケガをしやすくなります。運動前は静的ストレッチと動的ストレッチを組み合わせて、静的ストレッチをしすぎないようにする工夫が必要です。静的ストレッチについては練習後のケアとして、しっかりすることをおススメします。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓↓
運動前に静的ストレッチをしすぎると怪我をしやすくなるらしい…

柔軟性を高めすぎるとケガにつながることがあると書いてきましたが、ここで注意が必要な点があります。
それは、みなさんご存知の通り、柔軟性が低くても肉離れなどのケガのリスクが高くなるということです。

柔軟性は高すぎても低すぎてもだめなんですね。

興味深いことに、

柔軟性が高すぎる人、
柔軟性が低すぎる人、

のどちらも、平均的な柔軟性の人よりケガをするリスクが高まる。

という研究データがあります。

スポーツにおいて、関節は可動性と安定性をバランスよく備えていることが大事なのです。

自分のパフォーマンスを最大限に上げるために必要な柔軟性、けがをしないようにするために必要な柔軟性、これらを意識して日々のストレッチに励みましょう。

武井壮さんの半端ない肩甲骨の柔軟性

武井壮さんの肩甲骨周りの柔軟性がすげぇってことで、たびたびネットで話題になりますが、これは武井さんが陸上十種競技や野球、ゴルフなど様々なスポーツをやってきたからこそ培われた柔軟性だと思います。

そしてこの柔軟性は、武井さんが自分の身体や様々な競技の特性を熟知しているからこそ使いこなせるものだと思います。

肩甲骨がこんだけ動かせるようになりさえすれば、速く走れるはず!と早合点してはいけません。何事もバランスよく少しずつ、自分の特性にあわせて能力を向上させていくことが大切です。

そして、いい記録というのは自分の特性と、積んできたトレーニングやランニングフォームがバチッとハマったときに出るものだと思います。

焦らずに、自分にあったフォームや柔軟性を見つけていきまきょう。

 

 

青春陸上ラブコメ!なぎさMe公認を読むならeBookJapan