野田明宏選手が3度目の50km競歩で日本新記録!【全日本50km競歩高畠大会】

10/28に開催された第57回全日本50km競歩高畠大会にて野田明宏選手(自衛隊体育学校)が日本新記録を出しました!タイムは3時間39分47秒です。ちなみにこれまでの日本記録は2009年に山崎勇喜選手(自衛隊)が記録した3時間40分12秒でしたので、25秒ほど縮めたことになりますね。

https://twitter.com/jaaf_official/status/1056422856387489792?s=20

野田選手はこれでドーハ世界選手権に内定となりました。
クリアした内定条件は以下の通り。
・アジア大会以外の選考競技会で日本人最上位
・派遣設定記録3時間45分00秒

この時点で内定を勝ちとれば本番まで十分な調整ができますね。これは本番での活躍が楽しみです!

高校生時代に競歩を始め大学時代は主に20km競歩で活躍

野田選手は1996年生まれの22歳(記事執筆時点)。

清風高等学校の2年生の時に本格的に競歩を始め、明治大学進学後は20km競歩を主戦場としていました。

大学4年となった2017年のユニバーシアード20km競歩では7位に入るなど活躍しています。

しかし、ご本人的には瞬発力を要する20kmでは世界で戦えないと感じていたそうで、50km競歩に取り組むようになったみたいですね。

 

 

今回の大会が3度目の50km競歩挑戦だった!?

野田選手にとって今回の全日本50km競歩高畠大会は、自身3度目となる50km競歩への挑戦でした。

明治大学3年時に同大会にて50km競歩に初挑戦しましたが、35kmすぎで脱水症状などの体調不良で途中棄権という苦い経験をしています。

2度目の挑戦は自衛隊体育学校へ進んだ今年4月の日本選手権。3時間45分56秒の快記録で優勝すると、アジア大会 in ジャカルタの選手候補として名乗りをあげましたが、惜しくも出場はなりませんでした。悔しい思いもあったことと思います。

そして、今大会。たった半年ほどで自己記録を6分も縮めたことになります。まだ22歳と若く、さらなる記録更新への期待も高まりますね。

自衛隊体育学校って競歩強すぎるよな

それにしても自衛隊体育学校は競歩強いですね〜。今大会で4位に入り、今年度での競技引退を表明した谷井孝行選手も自衛隊体育学校です。

谷井選手は2015年に北京で行われた世界選手権で銅メダルを獲得するなど日本の競歩界を引っ張ってきました。

今後、谷井選手は自衛隊体育学校にて後進の指導にあたるそうです。野田選手との強力なコラボに注目ですね!!

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