みなさんケツワレという言葉を聞いたことはありますか?
陸上やってない人からすると、「ケツワレ?何それ美味いの?」って感じかもしれませんが、陸上やってるとたびたびこの言葉を耳にします。そして、きついトレーニングやレースをやってるうちに、自分が使う機会もやってきたりします(笑)
今回は、この一般的には謎の言葉「ケツワレ」の説明をしたいと思います。
チェゲラ!
ケツワレ(ケツ割れ)とは
ケツワレとは400mや800mなどの距離を全力、もしくは全力に近いスピードで走った際に生じる、お尻から腿の上部あたりに感じる、痛みのことです。
無酸素運動の限界を超えているとされる400mを全力で走った際に圧倒的に発生する比率が高いと言われています。
すごく激痛というようなものではなく、じわじわと感じる鈍痛なのが特徴。
気持ちが悪い感じがすると形容する人もいます。
すでに割れているお尻がさらに割れそうなほど痛いということからケツワレと言われるようになった模様。
原因はエネルギー生産の過程で生じる疲労物質の影響ということのようです。
対策は??
体を鍛えて自分の走力を上げればケツワレは起きなくなるのか?と考えがちですが、そういうわけでもありません。
十分トレーニングを積んでいる人でも全力で走れば結局ケツワレの症状になることがあります。
バルセロナオリンピックの400mで8位入賞を果たした高野進さんでさえも、ケツワレになったとコメントしたことがあるそうです。
世界トップクラスの選手でも起こりうる症状であることから察するに、「こうすれば絶対ケツワレにならない!」というような効果的な対策はないようですが、巷では以下のことをすることで緩和するという声も聞かれました。
・ウォーミングアップを入念にする
・疾走後、立ち止まらず歩く
陸上をやってる人なら当たり前にやっていることですね。当たり前なことをしっかりやりましょうってことです。
レッツケツワレ!
是非ともケツワレを体験してみたいという人は、今すぐ陸上競技場へいってトラック一周を全力で走ってみましょう!
素敵な体験が貴方を待っていることでしょう!
※ケガしないよう、準備運動はしっかりやりましょうね。